これを読めば分かる! 圧縮と解凍

パソコン

今では当たり前に使われているファイルの圧縮及び解凍。

しかし、どういうことか分からない人がたくさんいらっしゃるようです。

ここにその意味と使い方をまとめておきます。

詳しく書きましたのでこの記事を読めば分かると思うのですが、理解するために多少なりともフォルダ・ファイル・拡張子の勉強をしておいてください。

圧縮って何を圧縮するの?

パソコンやスマホで扱われるソフト(プログラムやデータ)は全てがファイルとしてディスク(SSD・HDDなど)に保存されています。

このファイルを圧縮するのです。

ある大きさのファイルを圧縮して小さくし、その圧縮した内容を保存した別の圧縮ファイルを作成することをいいます。

また、圧縮は1つのファイルだけでなく複数のファイルでもまとめて1つの圧縮ファイルを作成することができます。

さらにファイルだけでなくフォルダごと圧縮することもできます。

何故、圧縮するのか?

ファイルをディスク(CDやDVD)に入れて配布したり、メールで送ったり、またはバックアップとして保存しておく場合、ファイルを圧縮してファイルの大きさを小さくすればディスク容量の節約や転送時間を短くするということに結びつくからです。

ファイルが小さければ別に気にしなくともいいのですが、大きなファイルになるとファイルサイズを考える必要があります。

メールでファイルを送る

例えば、WordやExcelで資料を作り、メールに添付して送ることを考えます。

ファイルとして保存した資料は大きさにもよりますが、いくつか複数のファイルを送るとなるとメールの添付容量制限を超えてしまったり、通信に時間も掛かります。

そこで、添付ファイルを圧縮してファイルサイズを小さくするのです。

また、複数ファイルを1つの圧縮ファイルとしてまとめられますので添付忘れなどを防止することができます。

バックアップ

外付けディスクに重要なファイルをバックアップしておく場合にも使えます。

ディスクには記憶容量以上のデータは保存できません。

圧縮してなるべくファイルを小さくすれば、多くのファイルをバックアップできます。

ファイルの配布

CDにファイルを入れて配布する場合でも、CDの記憶容量以上のファイルを保存できませんので2枚に分けなければいけなかったものを圧縮して1枚にできるかも分かりません。

このように、ファイル容量を小さくする目的でファイルを圧縮するのです。

フォルダのように使う

また、圧縮は1つのファイルを圧縮し1つの圧縮ファイルを作るだけでなく、複数のファイルをまとめて圧縮し1つの圧縮ファイルを作ることもできます。

これは、単にファイル容量を小さくするだけでなく、関連する複数のファイルを1つの圧縮ファイルとすることにより、圧縮ファイルをフォルダのように考えて管理しやすくする目的で使います。

圧縮に関する用語

まず、圧縮のことをアーカイブ(archive)といいます。

また、ファイルを圧縮することを「アーカイブする」ともいいます。

archiveとは、書庫という意味です。

圧縮ファイルの中に元のファイルが入っていますので、元ファイルを圧縮したものが入っている書庫というイメージを考えてください。

圧縮されたファイルを「圧縮ファイル」または「アーカイブファイル」もしくは「書庫ファイル」といいます。

圧縮ファイルから元のファイルに戻すことを「解凍」もしくは「展開」といいます。

戻すというよりも取り出すと言った方が分かりやすいでしょうか。

また、圧縮するソフト(アプリ)を「アーカイバ」といいます。

以上のように、いろいろな言葉が使われますので注意してください。

解凍とは?

1つもしくは複数のファイルをまとめて圧縮すると、圧縮ファイルと呼ばれる1つの別ファイルが出来ます。

その圧縮ファイルを保存したり、送ったりするわけですが、圧縮ファイルは保管用のファイルであり圧縮ファイルのままでは何もできません。

圧縮ファイルを元のファイルに戻さなくては使うことができません。

そう言えば、昔は(MS-DOSの頃)圧縮したまま取り扱えるソフトがありました。これを書いていて思い出しました。

正確に言えば、圧縮ファイルを元に戻すのではなく、圧縮ファイルという書庫から中に入っている元のファイルを取り出すのです。

ですので、元のファイルを取り出しても圧縮ファイルはそのまま残っています。

また、解凍時にパスワードを入れなくては解凍できない圧縮ファイルもあります。

圧縮・解凍イメージ

文章だけでは分かりにくいのでこんな感じという図を掲載しておきます。

3つの元ファイルをまとめて圧縮し、1つの圧縮ファイルを作成するイメージです。

もちろん元ファイルが1つだけでも同じことです。1つの圧縮された元ファイルが入った1つの圧縮ファイルが出来上がります。

圧縮ファイルが出来上がっても、元ファイルは残ったままです。

元ファイルは圧縮ファイルの中にありますので、圧縮後は元ファイルを削除してください。

archive

逆に解凍は、圧縮ファイルから中に入っているデータを元のファイルに戻して取り出します。

解凍しても圧縮ファイルは残ったままで、3つの元ファイルが復元されます。

もちろん、フォルダごと圧縮している場合でも元のファイルが入ったフォルダとして復元されます。

圧縮・解凍の種類

圧縮の方法としていくつかの種類があります。

代表的なものとして、zip形式・LHA形式・7zip形式があります。

日本では 過去 LHA形式がよく使われていましたが、最近はほとんどが zip形式です。

7zip形式は圧縮率が高いのでこの形式を用いることもあります。

どの形式の圧縮ファイルかは、圧縮ファイルの拡張子で判断できます。

.zip zip形式
.lzh LHA形式
.7z  7zip形式

他にも RAR、CAB などがありますが、この拡張子を持つファイルは圧縮ファイルであること位を覚えておけばいいでしょう。

また、圧縮ファイルには exe形式のものがあります。

本来、拡張子に .exe を持つファイルはプログラムなど何らかのことを実行するためのファイルです。

この拡張子を持つ圧縮ファイルは、拡張子が .exe ですので実行させることができます。

実行させるとどうなるか?

.zip .lzh .7z  などの拡張子を持つ圧縮ファイルの場合は、何らかのアプリを用いなければ解凍できません。

しかし、拡張子が .exe の圧縮ファイルは実行するだけで自動的に解凍されます。

ですので、自己解凍形式の圧縮ファイルと呼ばれています。

但し、この形式の圧縮ファイルの場合、圧縮ファイル内に解凍用のプログラムが同梱されている形になりますので圧縮ファイルの容量は大きくなります。

何故、自己解凍形式の圧縮ファイルが必要なのか?

例えば、test.7z という7zip形式の圧縮ファイルをメールで相手先に送ったとします。

しかし、その相手先に7zip形式の圧縮ファイルを解凍するアプリが入っていない場合解凍できません。

test.exe という自己解凍形式であれば、そのアプリがなくとも実行するだけで解凍できるわけです。

但し、拡張子が .exe なので何をするファイルなのか(自己解凍形式の圧縮ファイルで実行すれば自動的に解凍されます)などをメールに書いておかなくては、相手先が何のファイルか不審に思うであろうことに配慮する必要があります。

また、Gmailでは .exe の拡張子を持つファイルは添付できません。

変な実行ファイルが送られると問題ですので .exe を拡張子に持つファイルは添付できないようになっています。

しかし、.exe 拡張子名だけをチェックしているようですので、拡張子名を変えると添付できます。

test.exe を test.e や拡張子を取ってしまって test というように拡張子を変更して添付すれば送ることができます。

ただ、送られた側では test.e や test はそのままでは実行できませんので、拡張子名を test.e や test から test.exe に変更して実行するように注意書きしておかなくてはいけません。

この場合、相手先が拡張子のことやファイル名の変更方法を知っていなくてはダメですが。

自己解凍形式は上のようにメールで送るようなことにはあまり使いませんが、フリーソフトの配布などにはよく使われていますので理解しておいてください。

どれ位圧縮されるのか?

圧縮される元ファイルの種類(内容)及び圧縮形式によって異なってきます。

現在一般的に使われている圧縮形式は zip形式ですが、7zip形式を使うとそれ以上に圧縮できますが圧縮する時の時間が多少掛かります。

jpeg 画像ファイルのように元々圧縮されて保存されているファイルの場合、圧縮してもほとんど大きさは変わりません。

圧縮効果があるのは、テキストファイル(.txt)や画像ならビットマップファイル(.bmp)、他 Word(.doc)やExcel(.xls)などオフィス文書系統のファイルでしょう。

元ファイルの半分以下に圧縮できる場合もあります。

小さなファイルは圧縮できる余裕がありませんのであまり圧縮できません。(小さなファイルは圧縮する必要はありませんが)

但し、圧縮は複数ファイルを1つの圧縮ファイルにまとめるというようにも使えますので、圧縮率が高くなくとも有用ではあります。

圧縮・解凍するには

それぞれの形式の圧縮ファイルはそれを作ることができるアプリ(アーカイバ)を用いて作成します。

Windows10では、標準でzip形式での圧縮・解凍をサポートしていますので別にアーカイバを入れなくともファイル管理用の「エクスプローラ」を用いてその操作はできます。

ただ、最低限の圧縮・解凍だけしかできませんので、圧縮ファイルのテストやパスワード付きの圧縮ファイルを作成できません。

また、zip形式以外はサポートしていませんので、何らかの圧縮・解凍用のアーカイバをインストールしておくべきです。

どのアーカイバを使う?

アーカイバにはフリーソフトで良いものがたくさんあります。

これらアーカイバはいろいろな形式の圧縮に対応していますので、以下のどれか1つを入れておけばいいでしょう。

7-Zip : http://www.7-zip.org/
PeaZip | Free archiver, free RAR TAR ZIP files utility : http://www.peazip.org/
Lhaplus | HoeHoe.com : http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/
Explzh – 多形式に対応した、圧縮解凍ソフト : https://www.ponsoftware.com/

上の2つはオープンソースのアーカイバです。下の2つは国産です。

私は最も簡素な(軽い) 7-Zip を入れてます。

エクスプローラでの使い方及び 7-Zip の使い方は別記事にまとめることにします。

以上、圧縮・解凍は個人では使わなくとも、アプリやデータの配布では必ずと言っていいほど圧縮されて配布されていますので、圧縮の意味合い及び解凍の仕方はよく理解しておく必要があります。

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