2018/4/30、「Windows10 Spring Creators Update」がリリースされました。
バージョンは 1803 です。
これに伴い、また新機能や改善が施されたわけですが、先日投稿したばかりの記事
で、紹介しているタスクビュー画面が少し変更されました。
「タイムライン」機能が追加され画面構成が変わったのです。
改めて、Windows 10 Home Ver.1803 17134.81build でのタスクビュー画面を見ていきましょう。
変更点
タスクバーボタン(アイコン)
タスクビュー表示用のタスクバー上のボタンが変わりました。
← バージョン1709 でのボタン
バージョン1803 では、
さらに、このボタンにマウスオーバーすると、
少し、ボタンの形状が変わります。
別に変えたところで何のメリットがあるのでしょうか?
タスクビューレイアウト
バージョン1709 では下の画面構成でした。
バージョン1803 になると、
こんな画面です。
上下に長くなりましたので2画面をつなぎ合わせました。
赤枠部分が バージョン1709 で表示されていた内容です。
タイムライン
赤枠より下の部分が新たに追加された機能「タイムライン」です。
これは、
過去の作業や他のデバイスで行っていた作業をすばやく再開できる
機能です。
今回のバージョンアップの目玉機能といえるでしょうか?
タイムラインの使い方
タイムラインが追加されたことにより、タスクビューでできることは、
- アプリの切り替え
- 仮想デスクトップの活用
- 過去の作業及び他のデバイス作業の再開
となりました。
「アプリの切り替え」及び「仮想デスクトップ」の使い方は画面での配置が少し変わっただけですので、
を御覧ください。
ここでは新しく追加されたタイムライン機能について説明を加えておきます。
タイムラインは、過去に行っていた作業を記録しておく機能です。
ですので、どんどん行った作業が記録されますので画面が縦に長くなっていきます。
過去に遡る場合は、画面スクロールして下さい。
タイムラインの各項目は過去に行った作業です。
この何れかをクリックすると、その作業が再開されるようになっています。
Wordで文書を作っていたのなら、その終了した時点を再現してくれます。
履歴の削除
記録されている作業でいらないものは個々に削除できます。
削除したい項目上で右クリックし、メニューを出します。
「開く」 作業の再開
「削除」 削除
「~からすべてクリア」 その日の全項目を削除
何に使える?
使い方はこれだけです。(他にあるのかな?)
しかし、この機能、どれだけ使えるでしょうか?
事細かに記録しても、それ程作業が便利になるとは考えにくいのですが。
他のパソコンやスマホでの作業を再開できたりすると、うれしいですけどできるのでしょうか?
また、個人が使うのであればいいですが、ユーザーを変えないで家族で使ったりすると、何をしていたか丸分かりです。
このような、プライバシー的問題もありますね。
タイムラインをオフにする
そこで、こんな機能はいらないという方は、以下の手順でオフにしてください。
Windowsスタートボタンから「スタートメニュー」→「設定」→「プライバシー」とクリックして下さい。
表示された画面から、「アクティビティの履歴」を選択します。
「WindowsでこのPCからのアクティビティを収集する」のチェックを外します。
これで、作業履歴を記録しなくなります。
チェックを外すまでの履歴は残ったままですので、「アクティビティの履歴を消去する」で「クリア」ボタンをクリックして下さい。
これで、作業履歴はなくなりスッキリした画面となりました。
また、チェックを外さずとも「アカウントからのアクティビティを表示する」を「オフ」にすれば、作業履歴は表示されなくなります。
しかし、履歴の記録は行われていますので「オン」に戻せば、履歴は表示されます。
バージョンアップする度に新しい機能が追加されていきますが、中途半端な機能を追加するよりも従来からの機能の改善を希望したいところです。
タスクビューであれば、もっと仮想デスクトップを扱いやすくしてほしいです。
一つ提案は、タスクバー上のタスクビューボタンですが今回のようなデザイン変更をするのなら、現在の仮想デスクトップ番号を表示するボタンにしてほしいですね。
一般的にそれ程使わない機能を追加するよりも、よく使う機能を使いやすくするという方が大事ではないでしょうか?
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